2025.06.30 お知らせ
★がん治療前の妊孕性温存について(当院は迅速対応が可能です)
はじめに
がんの診断を受けた患者さんにとって、将来「妊娠できるかどうか」は重要な問題です。
がん治療(抗がん剤、放射線、手術)によって、生殖機能が低下・消失する可能性があるためです。
当院では、がん治療を始める前に、生殖機能を残す「妊孕性(にんようせい)温存」について
相談・治療を迅速に受けていただくことができます。
どんな人が対象ですか?
・将来的に、妊娠・出産の可能性を残しておきたい方(未婚でも可)
・各種がんの治療(血液がんを含む)によって卵巣機能に影響が出る可能性のある方
・がん治療を開始するまでに、あまり時間的な猶予がない方
どんな方法がありますか?
・当院でできること:卵子凍結・胚(受精卵)凍結
患者様の体調や治療スケジュールに合わせて、最適な方法を一緒に考えます。
早めの相談が大切です!
がん治療が始まりますと、妊孕性温存が難しくなることがあります。
治療を始める前に、まずはご相談ください。
★お電話いただき、当日もしくは翌日(原則、平日16時前後)の受診が、ほとんど可能です。
受診の流れ
- まずは、お電話で当院までお問い合わせください(「がん治療前の妊孕性(にんようせい)温存治療を希望」とお伝えください)
- 受診日時のご案内
- 受診(内診、採血など)
- 治療の説明を受け、治療をご希望された場合、速やかにスケジュールを組んでいきます。
卵巣刺激をして採卵をめざす場合は、おおむね10日~2週間程度の治療期間を見込みます。
※当院の受診にあたっては、まずはがんの主治医に相談し、紹介状をご持参いただくと、その後の診療がよりスムーズですが
紹介状がなくとも最初のご相談はお受けしております。
※がん治療後の方も、妊孕性温存の相談・治療は可能ですが、その場合は、通常の診療予約をご案内させていただきます。
※ローズレディースクリニックは「東京都若年がん患者等生殖機能温存治療費助成事業」における
「指定医療機関」です。(当院は、卵子凍結、胚凍結は対象ですが、卵巣組織凍結は対象外です)。
要件を満たす方は、費用助成を受けることができます。当院でもご案内できますが、
詳しくは「東京都がんポータルサイト」をご覧ください。
ご相談・ご予約
ローズレディースクリニック がん生殖・妊孕性温存外来
📞 03-3703-0115(平日10:00~18:00)
最後に
未来の選択肢を守るために、まずは一歩ご相談ください。