PFC-FD

卵巣活性化療法

PFC-FD(卵巣活性化療法)について

PFC-FD(卵巣活性化療法)について

PFC-FDを卵巣に直接注入することにより卵巣の活性化(若返り)をはかる方法です。 PFC-FDとは、ご自身の血液内にある成長因子をフリーズドライ化したものをいい、PRPとは、多血小板血漿(PRP)は血小濃縮液を活性化したものを言います。

PFC-FD卵巣注入法による卵巣活性化療法

PRP卵巣注入は海外ではかなりの施設ですでに施行されており早発卵巣不全(POI)、卵巣機能低下(DOR)の症例で効果があり妊娠例も報告されています。

対象

  • 年齢(35歳以上)による不妊の方
  • 卵巣機能が悪くて採卵数が少ない方
  • 採卵しても良い胚が得られない方

治療方法

あらかじめご自身の血液から作製しておいた卵巣注入用PFC-FDを、卵巣高刺激法(ローズ法)により卵胞が発育した時期に体外受精の採卵と同じ方法で卵巣に注入します。

PFC-FD卵巣活性化療法の実際

PRPには様々な成長因子(細胞を刺激し活性化させる因子)が含まれており、PRPの局所注入はこれまで整形外科領域などでかなり普及しています。 当院では、セルソース社との提携により卵巣注入用に特別に濃度を調整したPFC-FD の卵巣注入による卵巣活性化療法を行っております。 セルソース社ではPRPに含まれる有効成分である成長因子をフリーズドライ化したPFC-FDの開発に成功しました。

一般的なPRP に含まれる成長因子は半減期がかなり短く、持続的な効果が得られにくいのですが、PFC-FDはセルロース社特許取得のフリーズドライ化により成長因子が濃縮されており、有効性が高いと考えます。 前述にも記載がありますように、対象は卵巣機能が悪くて採卵数が少ない方、採卵しても良い胚が得られない方です。

PFD-FDは卵胞発育を促進する成長因子を複数含んでおり、既存の薬剤では不可能な初期の卵胞発育を促すことで、卵巣機能が低下した方の発育卵胞数を増加させ、体外受精の際の採卵数を増加させ、妊娠率を高めることが期待されます。また、卵胞周囲の血管新生を促進することで卵子の質が向上する可能性があります。

実施法はあらかじめご自身の血液から作製しておいた卵巣注入用PFC-FDを、卵巣高刺激法(ローズ法)により卵胞が発育した段階で体外受精の採卵と同じ方法で卵巣に注入します。 通常の採卵よりもさらに細い針を用いて、局所麻酔下に行うので、通常痛みは採卵時よりもかなり少なくてすみます。またIVAを行う患者様にはIVAの腹腔鏡手術を行う際に、同時にPFC-FDの卵巣注入を行います。

※参考文献
Melo P, et al. J Assist Reprod Genet. 2020 Apr;37(4):855-863.  Sills E S, et al. Gynecol. Endocrinol. 2018, 34, 756-760.

PFC-FD卵巣注入法による卵巣活性化療法をご希望の方へ

当院に通院されている患者様は主治医にご質問いただければご説明いたします。
初めてご受診される方で、PFC-FD卵巣注入法による卵巣活性化療法をご希望される場合は、お電話(03-3703-0115)、または予約フォームより、ご予約をお願いいたします。
※PFC-FDは、基本的に当院で不妊治療を行う患者様に限り施行させていただいております。