最新の技術を取り入れるために研鑽を重ね、患者様にとって
より良い不妊治療の提供を目指すことと
生涯主治医として女性の一生の健康のサポートをすることを
当クリニックの使命と考えています。
当院は、永年大学病院で培ってきた難治性不妊治療のノウハウを応用して広く不妊の患者様の治療を行うことを第一の目標として診療をしております。
以前は早発卵巣不全と診断がつくと不妊治療は不可能だというのが常識でした。私は、聖マリアンナ医大において、この常識に挑戦しローズ法と呼ぶ排卵誘発法を開発し、いまでは早発卵巣不全の診断がされたあとの患者様の内、少なくとも20%が、35歳未満で治療開始すれば37%の方が実際に赤ちゃんを抱けるところまで行くという成績を収めています。
この治療法は不妊治療を受ける患者様の平均年齢が上がり続けている現在では非常に重要で、35歳以上の正常卵巣機能の不妊患者様の多くに応用することができると考えられます。
現在、当院では、私が研究を重ねたIVA(原子卵胞体外活性化法)や、PRP(多血小板血漿)卵巣注入法など、新しい技術を取り入れること努力をしております。
女性は50歳以降どなたもエストロゲン欠乏の状態に陥ります。エストロゲンは女性ホルモンの一種で、肌や髪などの外面的な美しさを保ち、また体内では骨量・骨密度を維持し、生活習慣病を防ぐなど様々な役割を果たしています。そのエストロゲンが減少するために女性には独特の健康上の問題が起こります。その端的な例は、骨量の低下による骨粗しょう症や、コレステロール上昇による高血圧など生活習慣病の発症であり、女性のQOL(Quality Of Life=生活の質)の低下、健康寿命の短縮につながり、大きな影響をもたらします。これらの問題は、適正なエストロゲン補充により解決されます。
早発卵巣不全の患者様では、こうしたエストロゲン欠乏に基づく問題は更に深刻です。当院では、こうした女性の健康維持にエストロゲン補充を中心とした対策で、対応していきます。ある意味で、これは不妊治療に先立つ我々に与えられた重要な使命であろうと思っています。
当院は、私と古谷正敬副院長及び木村真知子医師、井原基公医師、田中佑佳医師と経験、知識豊富な大学病院クラスの医師が揃っています。
また顧問である順天堂大学の河村和弘教授は、我々とともに診療に当たるとともに、IVA、PRP卵巣内注入など、新しく取り入れた治療のさらなる改善、治療成績の向上に向かって我々と共同研究しております。
聖マリアンナ医大のスタッフなど、かつて私とともに早発卵巣不全の治療法の開発に携わった医師たちも定期的に診療をしています。
ローズレディースクリニックは、不妊でお困りの方、婦人科一般の症状でお困りの方に、さらに役立つクリニックとなるようスタッフ一同努力してまいります。