Gynecology Department

婦人科一般

婦人科一般

女性は女性特有の症状、健康上の悩みを多く抱えています。不妊とも関係のある月経に関する諸症状、避妊、緊急避妊、外陰部、おりものの悩み、子宮筋腫、内膜症、卵巣嚢腫のフォロー、更年期障害等女性の悩みに答え、子宮癌検診等も行い地域医療に貢献していきたいと思っています。

特に若い年代からホルモン不足になる方々にどのようにホルモンを投与していくのが最も安全で効果的であるかは、これまで多くの卵巣機能不全患者様を見てきた当院は女性の種々の悩みに誠心誠意答えてまいりました。この経験をもとに今後とも女性の一生の主治医として、貢献していきたいと思います。

女性医師もおりますので外来担当表を確認ください。婦人科は完全予約制ではありませんので、直接診療時間にお越し頂ければ診察は可能です。ただし、ブライダルチェックは予約制とさせて頂いております。
詳しくはお電話にてご確認ください。

01|がん検診

当産婦人科は、世田谷区のがん検診の指定病院です。(女医の診察日は「担当医表」でご確認ください)

02|ブライダルチェック

当院で行うブライダル検査はこれから妊娠を考えている方が妊娠した際に安心して妊娠経過を送れるよう、現時点で妊娠に影響を与えるような健康上の大きな問題がないかを調べることを目的としています。妊娠できるかを調べる不妊症検査ではないことをご理解ください。
オプションメニューとして、患者様の個別の要望に応じた検査も用意しております。

ブライダルチェックは基本予約制です。月経を避けてご予約ください。基本セットは必ず行います。もし内診しない時は、腹部エコーを行います。(基本セットに関して一部行わない項目があっても価格を下げることはできません。ご了承ください。)

看護師の問診後医師の診察となります。結果を聞きにくる日を月経中に合わせて頂きその時基本セットのホルモン採血を行います。

費用について

基本セット:20,000円

  • 内診・超音波検査
  • 末血一般
  • 生化学(TP、AST、ALT、LDH、γGPT、T-Bill、BUN、Cr、HDL、LDL)
  • HbA1c、クラミジア抗体IgA/IgG、TSH、F-T3、F-T4、感染症(HIV抗原抗体スクリーニング、TP抗体(定性)、RPR(定性)、HBs抗原(定性)、HCV抗体
  • ホルモン検査(E2,LH,FSH)

オプション(基本セットと合わせて行った際の価格になります)

風疹(HI) 1,200円
抗ミュラー管ホルモン(AMH) 7,000円
子宮頸がん検診 1,500円
子宮頸がんハイリスクHPV検査 6,000円
子宮体がん検診 2,000円
プロラクチン 1,000円

検査項目について

基本セット

超音波検査 通常は経腟超音波検査ですが、性交渉未経験の方は経直腸超音波検査あるいは経腹超音波検査に変わります。超音波検査は子宮と卵巣の形態などの評価により子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣脳腫、卵巣腫瘍など婦人科の病気にかかっているかどうかがわかります。もし異常が見つかってもすべてが直ちに治療の対象となるとは限りません。担当医より適切な管理の方針をアドバイスいたします。

末梢血一般

貧血、血液の病気を調べる検査です。貧血は原因によっては当院で治療を行いますが、詳細な原因の検索が必要な場合には内科での精密検査が必要となります。

生化学検査

肝臓や腎臓の障害を調べる検査です。高脂血症という生活習慣病を調べる検査も含まれています。結果に異常を認めた場合は内科での精密検査が必要となります。

TSH,fT3,fT4(甲状腺機能検査)

甲状腺という喉元にあるホルモンを出す臓器の機能を調べる検査です。この異常は若い女性でみつかることもあり、妊娠初期の流産などに関与する場合があります。異常を認めた場合には内科(特に甲状腺専門病院)での精密検査を必要とします。

HbA1c(糖尿病検査)

糖尿病は生活習慣病の一つとして管理・治療が必要な病気です。特に妊娠を考えている方は血糖値のコントロールが悪いまま妊娠すると流産、胎児への影響、妊娠中の様々なお母さんに起こる合併症の危険性が増加するといわれています。異常を認めた場合には内科(特に糖尿病専門医)での精密検査を必要とします。

クラミジア感染症

多くは性交渉で感染を起こす病気です。女性は感染しても症状に乏しいことが多く、気づかないうちに子宮や卵管などの女性器に広がって不妊症や妊娠中の流産・早産につながることもあります。感染を認めた場合、疑われた場合は抗生物質の内服で治療を行います。パートナーの方の検査も同時に行う必要があります。

感染症検査

血液や体液を介して感染を引き起こす可能性のある病気について調べます。梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVについて検査を行います。いずれも妊娠中もしくは出産の際に赤ちゃんへの影響を及ぼす可能性がある病気です。異常を認めた場合、梅毒は産婦人科、B型肝炎、C型肝炎は内科(消化器内科)、HIVは感染症専門医での精密検査が必要となります。

ホルモン検査(エストラジオール、FSH,LH)

これらのホルモンは月経周期や排卵に関係するものです。月経や排卵という毎月の周期の中で大きく変動するため、基礎的な状況を判断するためには測定の時期が重要となります。月経開始から5日以内に受診していただき採血します。
エストラジオール(卵胞ホルモン) 排卵に向かい卵巣からの分泌が盛んになるホルモンです。月経中は最も低い値となるため月経中の測定により基礎的な卵巣機能の状態を把握できます。細かい正常値が存在する検査ではなく、その他のホルモン検査の結果と組み合わせて評価します。
FSH,LH 脳下垂体という脳から分泌されるホルモンで、卵巣に働き卵子を育てます。卵巣と脳下垂体はシーソーのように働き合っていて、これらのバランスの乱れで卵巣での排卵が不安定になったり、卵巣の機能が低下することでこれらのホルモンが乱れたりします。細かくある数値で異常と判断するものではなく、他のホルモンとのバランスや月経の乱れなどの症状と合わせて総合的に結果を判断していきます。特に我々のクリニックではFSHが11を超えていた時には卵巣機能の低下を疑い、精密検査やフォローアップについて相談させていただきます。

オプションメニュー

風疹抗体検査

妊娠初期に感染すると胎児へ影響を与える感染症です。これまでにワクチンの投与を十分うけたことがない方や、感染したことがない方は免疫をもっていないため妊娠前にワクチンの接種を行う必要があります。抗体検査によりワクチンの接種が必要な方かを判断することができます。

抗ミュラー管ホルモン(AMH)

抗ミュラー管ホルモンと呼ばれる物質で現時点で卵巣の中にどの程度の卵子が残っているかを反映する検査です。正確な閉経の時期を予測できるものではありませんが、著しく低下を示した場合は卵巣機能低下を表し、妊娠についてより積極的に取り組むことをおすすめすることになります。また極端に高い値をとった場合には排卵しにくい病気の可能性があるため産婦人科で精密検査を受ける必要があります。ただし、この検査は卵子の質を調べる検査ではないので妊娠しやすさを判断するものではありません。

子宮頸がん検診

子宮の入り口の部分を子宮頸部といい、そこに発生する癌を調べる検査です。子宮頸がんはとくに検診の意義が広く認められた病気のひとつで、がんになる前段階の有無なども調べることが可能です。内診をして、子宮の入り口から細胞をこすり取ります。痛みはほとんど伴わない検査です。異常が出た場合には異常の程度に応じた精密検査を行う必要があります。

子宮頸がんハイリスクHPV検査

子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうかを調べる検査です。検診先進国のアメリカでは、30歳以上の女性は細胞診とHPV検査を両方受けるように勧められています。2つの検査を併用することで前がん病変(異形成)の発見率が増加するとされています。ただし、HPVはごくありふれたウイルスで性交渉の経験のある女性なら誰でも感染の可能性はあります。多くの場合は免疫力によって体内から排除され、1~2年後には陰性になります。HPV検査の結果が陽性でも、それほど心配する必要はありませんが、感染が持続してしまえば、前がん病変或はがんに進行してしまう恐れがあります。HPV検査と細胞診の結果を合わせ、異常の程度により精密検査や定期的なフォローアップのご案内をします。
具体的な管理の方法は以下のようになります。

  1. 細胞診:異常なし、
    ハイリスクHPV検査:陰性
    → 問題なし、通常検診を推奨。
  2. 細胞診:異常なし、
    ハイリスクHPV検査:陽性
    → 年後細胞診+ハイリスクHPV検査併用を推奨。
  3. 細胞診:異常(ASC-US)、
    ハイリスクHPV検査:陰性
    → 1年後細胞診+ハイリスクHPV検査併用を推奨。
  4. 細胞診:異常(ASC-US)、
    ハイリスクHPV検査:陽性
    → 精密検査(コルポスコピーと生検)を推奨。(高次施設への紹介となります。)
  5. 細胞診:異常(ASC-US以上の異常)、
    ハイリスクHPV結果と関係なく
    → 精密検査(コルポスコピーと生検)を推奨。(高次施設への紹介となります。)

子宮体がん検診

子宮の奥の部分である子宮体部に発生する癌を調べる検査です。検査時点でのがんの可能性を調べることができます。もし初期に発見されれば子宮を温存する治療の選択肢もあるため不安がある方は担当医にご相談ください。検査で異常が出た場合には高次施設での精密検査が必要となります。

プロラクチン

乳汁分泌ホルモンです。基準値より低くても問題はありませんが、超えていると、卵胞発育阻害、月経不順、無月経の原因となることがあります。原因不明の月経不順(周期38日以上)、無月経、乳汁漏出があれば直ちに治療が必要です。なければ妊娠を意識し始めた段階で再検査(月経中、午前、絶食時)をしましょう。現在服用中の薬が原因であれば、主治医に薬の変更を依頼しましょう。なお、100 を超えた場合、脳に小さな腫瘍が存在する可能性が高く、精密検査が必要です。早期に対応すれば薬物療法で治癒します。50以上であったら念のため脳腫瘍の精査をお勧めします。正確な評価をするためには月経中、午前中の空腹状態で採血する必要があります。

03|更年期障害

更年期以降の女性の健康作りのお手伝いをする事。当産婦人科の大きな柱の一つです。女性の一生の1/3以上は更年期以降の時間です。当産婦人科では、ホルモン補充療法などを通して、女性がこの時期を豊かな時間として過ごすお手伝いをしたいと考えています。

更年期とは?

女性が閉経する前後10年くらいの時期をいい、その時期になると卵巣の機能低下が徐々に進みエストロゲンの量が低下します。急激なホルモン変化に体がついていけず、あちこちに不調が出ることを更年期障害と言います。
症状の特徴としては、のぼせ、顔のほてり、動悸、肩こり、頭痛、めまい、イライラ、不眠、うつ状態、という症状がみられます。このような症状が続くようであれば「ただの疲れ」と思わず、一度医師にご相談下さい。

更年期障害は誰にでも現れる事ですが、個人差がとても大きいものです。この時期の対処によって更年期を無理なく過ごせるばかりでなく、更年期を境に現れる不調を予防することも出来ます。
更年期の主な治療にホルモン補充療法があります。つらい様々な症状が軽減します。また、血管の病気や骨粗しょう症を予防する効果もあります。ホルモン療法まではまだ必要ないけれども、何か気になる・・・と思われる方は、胎盤エキス等のサプリメントもございます。

心身のリラックスもとても重要となります。女性の体はとてもデリケートなものです。体調に変化がなくても定期的に婦人科検診を受けられることをお薦めいたします。

04|ピル処方

ピル(OC)には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。ホルモン量が少ない低用量ピルは避妊効果が確実で、副作用の少ないことが特徴です。

ピルの効果やメリット

確実な避妊

OCを正しく服用すれば、ほぼ100%避妊できます。コンドームは、失敗率が高く安心な方法とは言えません。女性が自ら避妊を行うことができ、計画的に妊娠することが可能です。OCの服用をやめると、妊娠可能な状態に戻り、赤ちゃんへの影響はありません。

月経トラブルの解決

生理不順の場合、OCを服用すると28日周期に整います。また希望の日に生理日をずらすのもOCの飲み方を調整するだけで簡単に行えます。生理痛は軽くなり、痛み止めを使わなくてすむようになります。出血量が少なくなり、貧血が改善し、生理中も楽に過ごせます。
生理前の不快な症状、気持ちの落ち込みといった月経前症候群(PMS)はホルモンの変動によると言われています。OCはホルモンバランスを整えるのでつらい症状が改善します。

健康面でのメリット

ホルモンバランスが整うので、ニキビが治り、お肌がきれいになります。また、子宮内膜症の進行を抑えたり、子宮体がん、卵巣がん、大腸がんのリスクを減らすことができます。

05|プラセンタ療法

胎盤は、子宮の中の赤ちゃんのへその緒とつながっていて、栄養を送ったり、酸素を送ったりします。胎盤には、赤ちゃんが成長するのに必要な栄養が、ぎっしりつまっており、わずか10か月の間に平均3㎏の胎児に育て上げるという驚異的な働きを持った組織です。

プラセンタには体内の復調作用があり、各部各所を本来あるべき状態に戻そうとする力を発揮します。また、クレオパトラやマリー・アントワネットも愛用していたともいわれており、近年、その美肌・アンチエイジング効果が非常に注目されています。

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プラセンタ療法について
詳しく知りたい方は
こちらをクリックしてください。
※ 下記に詳しい情報を記載いたします。

プラセンタ療法について

セカンドでは、プラセンタ療法を行っております。ご希望の方は、担当の先生へご相談ください。プラセンタ-療法は下記の条件で保険適用になります。

  1. 更年期障害をお持ちの45~55歳までの女性が対象
    (45歳以下で症状がある方は内服もあるので担当の先生にご相談ください。詳しくはこちらのページの「メルスモンカプセル」をご覧ください。)
  2. 乳汁分泌不全

※週2~3回の注射をある程度継続して治療されることをお勧めします(効果には個人差があります)。その他の場合は自費になります。例えば美容目的などは自費扱での提供になります。※特に注射の回数についての制限はありませんが、まずは1回1Aを週1回程度、継続して打っていかれてはいかがでしょうか(個人差はあります)。

ご留意点

プラセンタ(メルスモン)注射を受けると献血ができなくなりますのでその点をご承知おきください。お手数ですが同意書を取らせていただいております。何かわからないことがございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。
更年期症状での受診を希望される場合は、少しゆっくりとお話を伺う為、予約をお取頂けるとよいと思います。(03-3703-5511で対応いたします)

プラセンタ療法とは?

「プラセンタ」とは、胎盤のことです。
プラセンタエキスとは哺乳類の胎盤から有効成分を抽出した胎盤エキスのことで、アミノ酸、身体の働きを整えるビタミン・ミネラル・核酸・酵素といった生理活性成分、細胞の新陳代謝を促す成長因子などの栄養素を豊富に含んでいます。ヒトや動物の胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分を、注射・内服などにより体内にとりこむ治療の総称を『プラセンタ療法』といいます。

医療用に使われているプラセンタ注射薬は、メルスモンをとラエンネックの2つの製剤が厚生労働省で肝炎や更年期障害の治療薬として認可されています。いずれも日本国内の産婦人科で健康な母親から正常分娩で生まれた胎盤を使用して作られたものです。ちなみに当院ではメルスモンを使用し適正と認可された使用方法(皮下又は筋肉注射)で投与を行っています。

定期的に注射することでこれらの病気に対して治療効果を期待することができます。また、病気の治療以外にも、疲労の回復や自己免疫疾患・アレルギー疾患の改善、美肌・アンチエイジングなどの美容効果が認められているため、広く活用されています。ホルモンなどの生理活性物質やタンパク質は製造過程ですべて除去されるため、プラセンタ注射はホルモン製剤ではないので安心いただけます。
プラセンタの素晴らしい点は多くの薬理作用が合成医薬品のように過剰には作用せず、本来女性に備わる生理的機能を復調・正常化するので副作用の心配がほとんどないことです。

プラセンタの働きとして、次のようなものが報告、確認されています。

  • 免疫賦活作用:病気に対する抵抗力を高める
  • 活性酸素除去作用:活性酸素を除去し、老化を防ぐ
  • 妊婦の乳汁分泌促進作用:妊婦の乳汁分泌を促進する
  • 抗アレルギー作用:アレルギーを抑える
  • 疲労回復作用:疲労の回復を促す
  • 美肌促進作用:シミ、シワ、ニキビを抑え、美白を促す

※特に慢性的な症状、体調不良が続いているような方に有効です。