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男性不妊

男性不妊について

男性不妊について

当院では、身体への負担軽減などを考慮し、できるだけ最短で妊娠ができるよう不妊の原因を調べて参ります。

不妊の原因には、女性側、男性側、またその両方にある場合がありますが、女性側に原因がある割合、男性側に原因がある割合はほぼ半々である事が分かっています。当院ではご夫婦・パートナーの男性にも精液検査を行う事が出来ます。
不妊治療開始の際には、男性にも女性にも検査を行っていただくことをご相談させて頂いております。

また、男性不妊の結果となられた場合であっても、人工授精体外受精をご検討いただくことで、妊娠が可能となることが多くございますので、患者様に適した治療法を担当医師が丁寧にご説明させていただきますので、ご安心ください。
不妊症について、もっと詳しくお知りになられたい方は、不妊についてをお読みください。

男性不妊の原因

男性不妊の原因は以下の4つの原因が考えられます。

造精機能障害

男性不妊には複数の原因がありますが、最も多い原因として造精機能障害が挙げられます。造精機能障害とは、精巣内で精子が作られる機能にそもそも問題がある状態を言います。造成機能障害の原因は分からない事も多いですが、分かっている物のなかで最も頻度が高いのが精索静脈瘤です。精索静脈瘤では、精巣の周囲の静脈に瘤が発生している状態で、それにより精巣内の温度が上がってしまい精子の数や運動性に影響を与えてしまいます。造精機能障害の原因としては他にも、小児期より精巣が陰嚢内に下降してこない停留精巣、染色体異常(Klinefelter症候群)、抗がん剤や放射線治療などの科学的・環境的要因による影響、脳の下垂体から放出されるはずのホルモンの異常などが挙げられます。

精子の通過経路障害

精巣内での造精の有無に関わらず、何らかの理由で精子が精路を通過できない状態を言います。造精機能に異常がなくとも、通過経路障害があると精液内に精子が含まれなくなります。通過経路障害の原因としては、先天的な発育不全、精管欠損症、両側精巣上体炎、医原性(手術などに伴う精管の損傷など)、尿道炎や外傷、前立腺嚢胞、射精管閉塞症、小児期両側鼡径(そけい)ヘルニア術後等が挙げられます。

性機能(勃起、射精)障害

ED、神経損傷、逆行性射精、遅漏、早漏など、身体的・精神的要因から性交渉がうまくいかない状態をいいます。

内性器の炎症による影響

前立腺炎、精嚢炎、精巣上体炎など、精路に炎症があると精子の活動性が低下するために不妊の原因となる事があります。炎症の原因がクラミジアなどの性感染症の場合パートナーの女性の検査も必要となります。

精液検査、治療について

上記のいずれの場合においても、男性不妊の検査として、まずは精液検査を行う事となります。方法は、まず自宅または当院にて精液を採取し、顕微鏡で精子の数、濃度、運動性、形態などを調べます。精液検査は当院で実施する事が出来ますので、当院医師にご相談ください。また精液検査で男性不妊が確認された場合、治療方法は上記に挙げた原因によって異なり、泌尿器科などの他科での診察が必要になる事があります。

その場合、専門の医師へご紹介させて頂きますが、治療について簡潔に下記にてご案内いたします。

造精機能障害

造精機能障害の治療方法は薬物療法と手術療法の2通りに大別できます。
原因不明の場合は、根本的な治療方法も明確でない為、サプリメント・漢方などの薬物療法になります。その場合に使用されるのは、ビタミン剤や漢方製剤、抗酸化剤の薬物ですが、絶対に効果があるとは言えず、効果の有無を確認する事も目的の1つになります。

原因が精索静脈瘤と判明している場合は、手術が必要です。
方法はいくつかありますが、いずれも逆流する精巣静脈を結紮(けっさつ)することで静脈のうっ滞改善が目的です。
また、脳の機能(下垂体という部分)低下により引き起こされるホルモン分泌異常に対しては、ホルモン注射が有効です。

精子の通過経路障害

精子が正常に作られている場合、精子の通り道を治療することで、男性不妊の治療をすることができます。精路通過障害の治療を検討する場合は、女性の年齢、不妊原因の有無もふまえて、専門の医師に相談してください。

性機能(勃起、射精)障害

心理的な要因による「機能性勃起障害」と、身体的な要因による「器質性勃起障害」、およびその混合型が原因として挙げられます。
通常、内服薬であるPDE5選択的阻害薬による治療が一般的で、日本では、シルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラ)、タダラフィル(シアリス)の3種類が承認されており、症状に応じて選択されます。

内性器の炎症による影響

前立腺炎や精巣上体炎の場合、抗生剤の投与を行います。精路に炎症があると精子の活動性に影響を及ぼし不妊の原因となります。原因がクラミジアや淋菌等の場合、パートナーに感染し、ひいては女性側の不妊の原因になる可能性もあります。