2022.03.28 お知らせ
■4月からの生殖補助医療の保険適応に関して
■生殖補助医療の保険適応に関して
2022年4月からの不妊治療の保険適用開始に伴い、当院でも一般不妊(正常卵巣機能の保険適応の年齢の患者様)
の不妊治療は保険診療の範囲で行わせていただきます。
※保険適応外の治療、投薬等がどうしても必要な場合にはその都度、御相談の上自費診療をさせていただきます。
一方で、当院で行っている最新技術である早発卵巣不全の患者様の排卵誘発(ローズ法)、及び
それにともなう生殖補助医療に関しては、熟慮いたしましたが、現在のところ制限の多い保険診療の範囲内で
行うことは困難であると判断せざるを得ませんでした。また、ローズ法による排卵誘発を自費で行った場合、
混合診療を全く認めない現在の保険制度では生殖補助医療も自費とせざるを得ません。
かつて不妊治療は不可能と言われていた早発卵巣不全の患者様でも当院の治療開始が35歳未満であれば
5年後には37%の方が赤ちゃんを得られております。こうした最新の技術レベルを維持することは
保険診療では残念ながら困難であり、今後の技術発展も望めなくなるとの判断です。
原始卵胞体外活性化法(IVA),多血小板血漿(PRP)卵巣内注入法などの他の最新技術とともに今後しばらくは
自費診療中心でおこなって行かざるを得ないとの判断です。
今後さらに検討を重ねてまいりますが、4月以降当分の間、早発卵巣不全の患者様の不妊治療に関しては
これまで通りに進めさせていただきます。同時に患者様の負担をできるだけ軽くする努力もしてまいります。
皆様方のご理解を賜れますようお願い申し上げます。
ローズレディースクリニックは今後とも不妊に悩む患者様の幸せの為、
また、女性の一生の健康を守るため最善の努力をして行く所存です。
院長