ローズレディースクリニック

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ローズレディースクリニックからのお知らせ

2024.05.13 婦人科診療コラム

■ローズレディースクリニックについて(院長より)

私たちは生涯主治医として、女性の一生の健康サポートに貢献することをクリニックの命題としております。

女性の皆様にいつまでも元気で生き生きと過ごしていただくことが私達の願いです。

 

▼卵巣機能低下、年齢による不妊の治療に関して
~世界をリードする治療を行っております~

当院では血小板濃縮(PRP)卵巣内注入を行っており、卵巣機能がかなり低下した方にも効果があることを確認しております。

さらに現在、もう一つ別の薬剤で卵巣注入により、安全で高い効果が期待できる事を確認しているものがあり、本年中には当院にて使用を開始すべく準備を進めております。 

一定以下に卵巣機能が低下した方に対する当院の不妊治療の基本はHMGという排卵誘発剤とホルモンコントロールする点鼻薬を併用する卵巣高刺激法(ローズ法)です。この方法はホルモン剤はピル類のような強いものは使わないので健康に対する問題はありません。 

早発卵巣不全の診断のついた方でも35歳までに来院された4年以内に自然の月経があった方では38%の方が5年以内に赤ちゃんを授かっています。 

また、一定の基準を満たす方には世界でも注目されているIVA(原始卵胞体外活性化法)およびその変法(即日移植法)が有効です。※IVAの初診は46歳までお受けしております。 

これらの治療法の選択基準を決める方法として当院ではAMH(抗ミュラー菅ホルモン)を高感度(pgAMH)で計っており特に卵巣年齢がご心配な方は0.01単位で測る事ができ、治療法の選択、治療を行うタイミングの決定、保険診療か自費診療科の選択基準として、大変有用な検査法です。

 

▼一般不妊治療に関して

卵巣機能低下の方への治療経験を応用し直近の統計をホームページにてご案内させていただきましたように、高い成績を得ております。

また、卵子凍結は東京都にお住まいの方は補助金が出ると言う事で注目を集めております。

当院ではIVA治療のため2010年マリアンナ医大で凍結を開始して以来の技術があります。この技術を廉価で提供しようと考えていています。

 

▼婦人科診療に関して

各種検査(ブライダルチェック等)、各種検診(子宮がん,体がん検診等)、ワクチン(頸癌ワクチン等)に加え、新しい乳癌検診法で特に月経のまだある方、ホルモン補充療法を受けている方に対する検診法として注目されているABUSを導入しております。

ABUSは超音波検査の一種です。

比較的痛みが少なく、乳房全体を一度に検査でき画像が保存できるため見逃しの頻度が低い検査です。日本人の中には、乳腺組織が濃い白色に見える高濃度乳腺を持つ人が多く、50歳以下では、女性の約80%がこの状態に該当します。またホルモン補充療法中の方も乳腺が濃くなります。マンモグラフィ検査では乳がんも白っぽく写るため、乳腺の中に紛れて見落とす可能性がある一方、エイバスは体型や乳腺の状態など、あらゆる条件下で乳房組織を鮮明に捉え、常に精細な画像を描き出します。

読影は前日本乳癌検診学会理事長の中島康雄先生にお願いしております。

 

ローズレディースクリニックは大学病院以来積み上げてきた技術、研究成果を駆使し、聖マリアンナ医大、順天堂大学のスタッフなど、かつて私とともに早発卵巣不全の治療法の開発に携わった医師たちも定期的に診療をしています。

不妊でお困りの方、婦人科一般の症状でお困りの方にさらに役立つクリニックとなるようスタッフ一同努力してまいります。

ローズレディースクリニック院長
石塚文平