2025.05.12 不妊治療コラム
★妊活中・将来妊娠を望む女性へ:AMH検査と卵巣年齢の大切なお話
妊活中・将来妊娠を望む女性へ:AMH検査と卵巣年齢の大切なお話
~ローズレディースクリニックで検査可能な高感度AMH検査について~
妊娠したいのにできない、そんな悩みを抱える女性は今、ますます増えています。
キャリア形成、晩婚化、ライフスタイルの多様化により、お子さんを望む年齢が高くなる傾向にある現代ならではなのでしょう。
卵巣機能はどの女性でも思春期から閉経期にかけて徐々に低下していきます。
主に、卵子の数の低下を表していて、同時に卵子の質も低下している可能性があります。
江戸時代の女性は、初婚年齢が20歳前後で、出産年齢も20代前半から始まり、平均4~5人の子供を産んでいました。生物学的にはこれが人間の自然な姿だと思われます。しかし現代人がこのライフスタイルに戻ることはできません。
だからこそ大切なことは、自分の卵巣の状態=”卵巣年齢”を知ることです。
それにより、医学的にライフプランを考える手助けができます。
卵巣年齢の下がり方によって?その方が結婚しているか?または結婚する予定の方がいるか?どの程度のキャリアアップを望んでいるか?
卵巣機能と個人差
卵子の減少スピードには大きな個人差があります。中には40歳未満で閉経に至る「早発卵巣不全(POI)」の方もおり、また、35~40歳の女性のおよそ3割が、自然妊娠が難しいとされる「卵巣予備能低下(DOR)」に該当すると言われています。これは、卵子の数が大幅に減少している状態で、妊娠には医療的サポートが必要となるケースです。
このような状態を早期に知る手がかりとなるのが、AMH検査(抗ミュラー管ホルモン検査)です。
AMHとは?
AMHは卵胞から分泌されるホルモンで、卵子の在庫数を反映するとされており、現在の卵巣年齢を推測するうえで重要な指標になります。加えて、FSH(卵巣を刺激する脳下垂体ホルモン)も併せて測ることで、卵巣の反応力も含めて状態を詳しく把握できます。
検査を受ける理由とタイミング
- 低AMHの方
- 妊活中でなかなか妊娠に至らない方
- 将来的に卵子凍結を考えている方
- 家族に早期閉経の方がいる場合
- 卵巣の手術歴がある方
- 生理不順が続いている方
検査は採血のみで、月経周期に関わらずいつでも受けられます。
当院ではAMHとFSHをセットで測定することができる卵巣ドックもあります。
検査の流れと費用
- ご予約(お電話)
- 問診票記入・簡単な聞き取り
- 採血(数分で終了)
- 結果通知(約1週間以内)
費用は自費診療で約1万円程度です。
ローズレディースクリニックの対応
当院では、高感度AMH検査を導入し、より正確な卵巣機能の把握が可能です。また、卵巣機能が低下した方の治療に関しても、専門的な技術と多数の実績があります。「ローズ法」と呼ばれる卵巣刺激法により、他院で難しいとされた方の妊娠例も多数あります。
私たちは、”今”を知ることが、”未来”の選択肢を増やす第一歩だと考えています。まずは、今の卵巣年齢を知ることから始めてみませんか?
▼各種検査はこちらよりご確認いただけます。
https://roseladiesclinic.jp/medical/examination/
ご予約はお電話にてご連絡をお待ち申し上げております。ローズレディースクリニック:03-3703-0115
ローズレディースクリニック院長
石塚 文平