2024.07.02 婦人科診療コラム
■講談社メディア「Frau」にてウーマンエンパワーハート賞を受賞いたしました。
ローズレディースクリニックは、サスティナブルビューティな体験型PRイベント「ラキャルプフェス2024」に出展し、
セミナー講演をメディアやバイヤー、一般のお客さま向けに行いました。
フェスの動員数は3日間で約3000名、セミナーへの参加者はお申し込み先着順で約80名、ブースへの来場数は約1500名でした。
同時に、これまでの治療や研究実績が評価され、講談社のメディア「FRaU」のフェムテックアワードにてウーマンエンパワーハート賞を受賞いたしました。
■フェス出展の背景■
ローズレディースクリニックは、 ”パートナードクターとして女性の生涯に寄り添う” をテーマとし 思春期から老年期までの女性の健康に寄り添うクリニックです。 婦人科や一般不妊治療に加え、高感度AMH検査やPRP治療、POI(早発卵巣不全)の世界的に見ても稀なIVA(原始卵胞体外活性化法)不妊治療を行っていることで、日々全国、そして世界中から患者様が当院を訪ねてくださいます。
今回は女性特有の検診の大切さ、そして婦人科の主治医を持つことの大切さを一人でも多くの方に知っていただきたく、ラキャルプセミナーの場をお借りいたしました。
- 卵巣年齢を知ろう!
今でこそ、AMH検査、卵子凍結や不妊治療という言葉が知られるようになり、企業も社会もその為の支援に積極的になりました。 しかし一方で、所謂通常の健康診断のように”女性に必要な検診”を受ける必要がある!ことはまだまだ浸透していません。婦人科がん検診とは別に、女性に必要な検診、卵巣機能=女性ホルモンについての検査はライフプランにも関わる大切なものです。
- 主治医を持とう!
2015年8月「女性活躍推進法」が国会で成立され、女性の社会進出や活躍を推進する動きが高まりを見せているものの、女性の生理痛やPMS、更年期に関連した症状に伴う労働損失額だけでも年間約4900億円にのぼると言われており、女性特有の悩みによって仕事との両立を諦める女性が多いのが現状です。
フランスでは娘が初潮を迎えると母親が産婦人科の主治医を持つことの大切さを教える文化があります。 主治医を持つことで、思春期〜成熟期〜更年期〜老年期と女性のからだの変化に応じて悩みを相談でき、症状を軽減させる対策を立て健やかに過ごしてほしいと願っています。
■セミナー登壇■
- 「卵巣機能の低下と不妊、その解決法は?」
IVA(原子卵胞体外活性化法)や、PRP(多血小板血漿)卵巣注入法の研究で知られ、『女性のパワーと魅力は女性ホルモンで決まる』(主婦の友社)の著者でもある石塚文平医師と、「性と生殖に関する健康」への理解促進、課題解決に取り組む、リプロダクティブヘルスの社会的認知の向上を目指す「リプロダクティブヘルスアワード」を設立した東尾理子氏がメディア向けに対談しました。
―50〜100人にひとりが悩む、早発卵巣不全とは?
40歳未満で卵巣機能が低下し、無月経となる状態のことをいいます。20代、30代でも閉経してしまうことがあります。原因はまだ解明されていないことが多く、染色体異常とも言われています。たとえば、2人目の妊娠が難しかったり、出血しても排卵をしていない、月経不順だと思ってピルを飲んでいて気づかない、など、年齢関係なく起こりうる症状です。早発卵巣不全の治療は実施している医院が限られており、医療関係者の間でも認識が甘いという現状があります。
早期発見、早期診断にて早発卵巣不全の方の妊娠も、女性ホルモン欠乏に伴う諸問題も解決が出来ます。定期的な検診や少しでも疑う症状(月経が2か月程度きていない、ホットフラッシュがあるなど、)があれば受診をおすすめいたします。
- 「産婦人科の主治医を持とう~女性のからだについて~」
1日平均30〜40人の患者を診断する石塚清子医師が、婦人科の悩みTOP3とその原因と対策、また近年問題になっていながら治療が難しい「早発卵巣不全」について一般の来場者向けに、日本フェムテックマイスター協会評議員である美容ジャーナリストの鵜飼恭子氏と講演しました。
―日常診療で多い症状TOP3
1位 月経異常
2位 おりもの異常
3位 不正出血
いつもと違う月経量や臭い、おりものの形状や臭い等、少しでも違和感を覚えたら、写真などに納め受診をおすすめめいたします。
■ローズレディースクリニック基本情報■
〒158-0082 東京都世田谷区等々力2-3-18
03-3703-0114
https://roseladiesclinic.jp/