2019.01.19 トピックス
早期治療の重要性について
先日もご報告いたしましたように、ローズレディースクリニック では卵巣機能の低下した方の不妊治療に取り組んできました。
現在、早発卵巣不全(POI)で一年以上無月経の患者様の妊娠-分娩率は20%で、すなはちこれまで妊娠は不可能と言われた卵巣機能不全による不妊症例で五人に一人は赤ちゃんを持ちうることを証明してきました。
一年以上無月経のPOIの方では自然寛解(一時的に自然の月経周期がもどること)は殆ど起こらないことがわかっております。
無月経期間一年未満の方では妊娠率は私共の治療を用いれば正常卵巣機能(月経が順調に来る方)の一般不妊の方とほぼ変わらないこともわかってきました。
現在私どもでは早発卵巣不全を程度に応じていくつかに分類することを試みています。
DOR、poor 、responder、初期POI等と名付けたこれらの程度に応じて治療法を変えるよう試みております。こうした新しい試みによりPOIの治療法は画期的に向上しております。
また、この方法はお子さんをのぞみ不妊治療を始められる正常卵巣機能の多くの患者様に適応可能であると思っております。
お子さんがなかなできない35歳以上のかた、血中FSH値が11pg/ml以上をしめした方はできるだけ早く当院を受診されることをおすすめいたします。
院長 石塚文平