卵子と精子の出会うまでの距離を人為的に短くする、自然妊娠に限りなく近い治療法です。
排卵周辺期(排卵前日~当日)に、専用の細いチューブを使用し、濃縮した元気な精子だけを子宮内に直接送り込みます。
当院では、日本生殖医学会認定 生殖医療専門医による信頼のおける施術を行っております。
施術については、痛みの感じ方は患者様により異なりますが、ほとんどの方は、痛みなど感じられません。
施術後は、特別な安静なども必要なく通常に生活ができます。そのままお仕事へ向かう方もいらっしゃいます。
以下の様な方は、人工授精をご検討されてもいいかもしれません。
診察にて、排卵日を特定し、排卵日の前日~当日に濃縮した精子を子宮内に送り込みます。
以下いずれかの方法を医師とご相談の上、選択していただきます。
月経周期から、排卵前と思われる頃に経腟超音波(エコー)で卵胞径を測定し、また適宜採血でホルモン値も測定しながら、排卵日を予測します。
内診台の上で、人工授精専用の細いチューブを子宮頸管から挿入し、ご準備いただいた精液を注入します。
痛みは人によって感じ方が異なりますが、ほとんどの方は痛みを感じないようです
新鮮精子のご使用をお考えの方は、人工授精を行う当日に精子をご用意していただきます。
以下のどちらかの方法でご対応いただきます。
一般的に1回の人工授精で妊娠する確率は5~10%といわれています。
人工授精で妊娠に至る方の90%は、5~6回までに妊娠にいたっています。
そのため、人工授精は5~6回を目処に治療を行って参ります。この間に結果が得られなかった場合には、体外受精などの治療へとステップアップすることをお勧めしております。
ただし、患者様の身体の状態や精子所見などによっては、早めのステップアップなども検討する必要がありますので、医師にご相談ください。
人工授精 | 27,500円 |
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人工授精 (感染症検査をしていない方) |
33,000円 |
子宮頸管から細い専用チューブを入れて精液を注入するため、少量の出血や、挿入時の痛みが生じることがあります。また、ごく稀に感染を起こし腹痛や発熱を認めることがあります。
担当医が必要と判断した場合には、予防的に抗生剤の内服をしていただくことがあります。
また、凍結精子による人工授精の成績については、いい結果であると言えないため当院では顕微授精など授精率をあげられる治療法をご提案し、患者様の負担を軽減させていただいています。
但し、患者様がご希望される場合は、メリット・デメリットをお伝えさせていただきご相談の上、治療方針を決めて参ります。
生殖医療についてのご不明な点やご心配ごとについては、診療時やカウンセリングでお聞かせいただいております。遠慮なくご相談ください。