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2025.01.20 不妊治療コラム

【培養室より】採卵は痛い?~採卵当日の流れを安心して迎えるために~

こんにちは、ローズレディースクリニックの培養室です。
毎日注射を打ち、ようやく迎えた採卵当日は緊張されるかもしれません。
できる限りリラックスしていただけるよう、今回は当日の流れをご説明します。

☆採卵当日の安全確認について
私たちが最も大切にしているのは、安全に、間違いなく処置を行うことです。

そのため、採卵当日には、何度かお名前や生年月日をお伺いします。
これは取り違い防止のための大切な確認作業ですので、ご協力いただけますと幸いです。

☆採卵室での流れ

1,エコーでの確認
まず、採卵当日の卵胞の状態をエコーで確認します。
モニターに映る黒い丸い部分が卵胞です。
医師が位置やサイズ、排卵状況などを確認しながら進めていきます。
もし画面を見る余裕があれば、一緒に確認してみてください。

2,膣内の洗浄と麻酔
卵胞が確認できたら、採卵の準備を始めます。
膣内に器具を挿入して、おりものを軽く拭き取り、その後に局所麻酔をします。
麻酔のときに少しチクッとする感覚があるかもしれませんが、一瞬ですのでご安心ください。卵胞がたくさん発育している場合や、痛みが気になる場合には、静脈麻酔を使うこともできます。
この場合も事前にご説明しますので、不安な点はご相談ください。

3,採卵
麻酔が効いたら、いよいよ採卵を始めます。

医師がエコーで卵胞の位置を確認しながら、針を使って卵胞に穿刺(せんし)していきます。
卵胞の位置を調整するため、お腹を少し押さえることがありますが、これは卵胞が動かないようにするための処置です。
麻酔をしていますので、膣内の感覚はほとんどありませんが、卵巣を刺す瞬間に少しチクッとする場合があります。ただし、痛みの感じ方には個人差がありますので、不安を感じたときは我慢せずにお知らせください。

4,卵胞液の吸引と卵子の回収
針で卵胞液を吸引すると、エコー画面上の黒い丸が徐々に小さくなります。

この卵胞液から卵子を回収しますが、培養士が顕微鏡で丁寧に確認し、必ず2名でダブルチェックを行っています。

採卵当日は緊張する場面もあるかもしれませんが、私たちスタッフがしっかりサポートします。
気分が悪くなったり不安を感じたりしたときは、遠慮なく医師や看護師にお伝えください。